損をせず得を積む
外為の経験の浅い方が相場の大切なところを理解するには、実戦を積んでいく事が必要です。
特に、先に危機を嗅ぎとるようになるためにはミスをすることも重要です。
言うまでも無く、損をするといっても、立ち上がれなくなるほど決定的な過ちをしてはいけません。
やり直せるぐらいの負けを数回積み重ねることが結果としてあなたの経験を増やしてくれる。
こう考えるとまず最初は少額資金でトレードを行ない幾度か簡単な損をすることを推奨します。
ひとつの例として、100万円しか資金がない場合、はじめに一銭も残さないで投資して注文すると間違えた時、その後立ち直れなくなってしまう怖さがあります。
そのため、資金の10分の1ずつ売り買いして、エントリーを経験した方が、次第に間違いを埋め合わせる手段なども身についていくはずです。
少額資金でトレードする事の価値は既出の通り、自分の経験値を高め間違いを避ける術を身に付けていく事にありますが、それと合わせて、取引の回数を増やす事で、危険を減らせるという価値もあります。
例として、1度限りの売り買いで儲けられる確率が5割だと考えます。
この条件では、等しい確率で損が生じるリスクもあるということになります。
勝率50%ということは半々の確率でプラスになる事を現しています。
しかし、全部の資金を賭けて1度だけの取引をするということは勝ちか、負けのどちらかだけになってしまいます。
これではギャンブルと同じです。
つまり、全ての財産を使って1回のみしか取引をしないとこの分だけ負ける割合が高くなります。
だからこそ、資金を全て投資するのではなくいくつかに分けて投資回数を積み重ねる事が危険性を減らす事になります。
ただし数回に分けたとしても全ての注文で稼ぐ必要はない。
はっきり言うと、勝利する事が出来ないのが現実です。
売買で重要なのは、勝ち負けの回数ではなく、どのように稼ぐかです。
勝率が50%でもまた勝率5割以下でも儲かる時は儲かる。
7割負けても損失がわずかならば、わずかな勝ちの利益だけで十分儲けられる。
そのために大切な事は損を少なくして、儲けを大きくして忘れない事です。
損失が出たらすぐに損切り注文してそれとは反対にプラスになる状況では上手に利益を出す事がFX初心者がFXで勝利するための極意といえる。